恋人の大切さに気付ける人と気づけない人

中学生の頃からの友人が、新しいパートナーとの写真をタイムラインに上げていた。

 

誰にも汚されたことがないかのような外見をしていて

 

キリっとした目つきが私のドMという性質を刺激してくる。

 

まるで純白のドレスでも着ているのか、と錯覚するほどに白くてまぶしい。

 

ボディラインはまるで天才数学者が何年もかけて作り上げた方程式のように美しい。

 

正直に言って、何も感じないといえば嘘になる。

 

私にも3年前からの付き合いのパートナーがいる。

 

きっかけは私のひとめぼれだった。

 

それから1か月後には自分のものになっていた。

 

3年間私はパートナーと共にいろいろなところに行った。

 

酷暑の中涼しさを求めて行ったビーチに

 

スノーボードを楽しむために行った極寒の雪山。

 

特別なところだけじゃなくて、近所のレンタルビデオ店やコンビニにスーパー。

 

家にいるときだって見ていたし、一緒に私の実家に帰省したことも何度もあった。

 

そんな貴重で大切な想い出も

 

一瞬にして色あせさせてしまう魅力が、友人の新しいパートナーにはあった。

 

正直自分でもどうしたらいいのかわからない。

 

数日前まであんなに愛おしく思っていたパートナーに対しての思いが、

 

今は1㎜もなくなってしまったのか。

 

最近の私は、新しい出会いに向けて走り出しているかと思えば、

 

そんな自分を戒める自責の念に襲われ、何もできず虚空を見つめている毎日である。

 

自分の中の理性と本能がここまで拮抗したことがあっただろうか。

 

いや、拮抗しているわけではない、共存しているのだ。

 

晴れているのに雨が降っている

 

暑いのに寒い

 

白いのに黒い

 

私はそんな類の矛盾を抱えながらこの数日間生活していた。

 

そして、今日ようやく自分の気持ちに整理がつき、

 

自分のやらないこと、やるべきことに線を引くことができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

私は、

 

 

 

 

 

 

 

 

車を買い替えることにします。

 

友人のパートナーの写真。

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タイトル全く関係なくてすんません。

 

以上。